scallop/すかるぷのブログ
ワーキングホリデー

ワーホリではどんな出費がある?実際にお金を使った場面、金額を経験者がお伝えします。

皆さまこんにちは。すかるぷです。

今回は私が約一年ワーホリに行った際にかかった金額やお金を使った場面をお伝えしていこうと思います。

この記事を読んでいただくと、ワーホリ、留学を検討されている方にはどのような場面でお金を使うことになるのかがイメージしやすくなると思います。

この記事では私の実体験をもとに書いているため、ドイツのワーキングホリデーについての記載が多くなります。ただ、その他の国に行かれる方にも参考になる点はあるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

出国前と滞在中の項目に分けてお伝えしていきます。

出国前にかかるお金

①航空券

私は羽田-フランクフルト間の航空券を購入しました。ドイツに行くことをかなり前から決めていたこともあり、約半年前に購入しました。

ベトナム航空を利用し、ハノイ経由で行ったのですが、7万円ほどで購入することが出来ました。

航空券は直前に買うと値段が高くなる傾向があります。なので、予定が早めに決まっているのであれば、結構余裕を持って買っても良いのかなと思います。

②ビザ申請代

これは行く国がどこかによっても変わってくる点ですが、ここでは実際に申請したドイツのワーキングホリデービザについて書きたいと思います。

ドイツのワーホリビザ申請でかかる費用としては、このようになります。

一つずつ見ていきます。

(1)証明写真代

ドイツワーホリの場合だと、ビザに添付する用の35mm×45mmの写真が必要になります。

最初は証明写真機で撮ろうと思っていたのですが、証明写真機だとこのサイズで印刷ができなかったため(しっかり探したらあるかもしれません)、私は「カメラのキタムラ」証明写真を撮ってくれるサービスを使いました。

https://www.kitamura-print.com/photo_id 

写真の仕上がりによって金額が変わってくるのですが、ビザ写真ではドイツ外務省が定めるサイズが合っていて基準に満たしていれば、画質はこだわる必要は全くないです

https://japan.diplo.de/resource/blob/944882/6e3eee9fd4d86e16aaefe0e92d809332/visafoto-data.pdf 写真の基準に関してはこちらをご覧ください)

実際私もスタンダードのプランで撮ってもらい、金額は2200円でした。

行った時はドイツワーホリ用の写真を撮る人が珍しかったのか、少し店員さんも手間取った感じがあったのですが、親身にこちらの意見を聞いてくださり、写真もしっかり確認しながら撮ることが出来ました。もし証明写真が必要な方は「カメラのキタムラ」のサービスをお勧めします。

(2)交通費

ドイツワーホリビザの申請に関しては、東京・広尾にある「ドイツ大使館」か大阪にある「ドイツ総領事館」に実際に行く必要があります。そのため、東京・大阪から離れた場所に住んでいる方はその分交通費がかかってきます。

私はそこまで遠くなかったのであまりかかりませんでしたが、人によっては飛行機をつかう場合もあると思います。往復で考えると意外と大きい出費になりますので、その点も考慮しましょう。

この交通費が要らない場合もあります。例えば、オーストラリアのワーホリビザはオンラインで完結するので、交通費はかかりません。本当に申請する国によって変わりますので、しっかり調べ、申請しましょう。

(3)医療保険代

私は「Dr.Walter」のEducare24という保険に申し込みました。この保険はドイツワーホリの基準をしっかり満たしているので、どれに申し込めばいいかわからない方はこちらで問題ないです。

私は4ヶ月語学学校に通った後、日本食レストランでアルバイトを始めたのでドイツ現地の保険に切り替えました。ここで重要なのが、保険を切り替える場合はあらかじめ払った保険金は返金してもらえるということです。これを知らないと二重で保険金を払っていることになるので、とても勿体無いです。

ちなみに返金については、保険を解約する旨をメールで問い合わせていただければ大丈夫なので、そこまで難しくありません。ChatGPTなどのAIにメールの例文を作ってもらえばOKです。

(4)パスポート返送代

ビザの審査期間中にパスポートを大使館の人に預けなければならないので、審査が終わった後に返してもらう必要があります。私が申請した東京のドイツ大使館では、レターパックを購入しなければなりません。大阪の場合だと、レターパックではなく着払いで対応してもらえるみたいです。

ただ、どちらにしろ少額ですが料金はかかりますので、この点も忘れないようにしましょう。

③語学学校費

↑実際に通っていた語学学校の費用

3つ目は語学学校の費用です。

私はドイツの「Horizonte」という語学学校に申し込みました。16週間のスタンダードコースに加え、そのうち6週間学校に併設されている寮に申し込みました。

その合計が3360€でした。2025年8月現在では1€=172円ぐらい、日本円にすると約58万円になります。

ただこの金額はドイツ内の語学学校の金額をいろいろ調べた感じ、安い方に分類されると思います。学校の安さで決めるのでも良いですが、評判が良さそうなところを短期間にする等でも悪くはないかと思います。あまりに安いと1つのクラスが大人数だったり、満足できない可能性もなくはないので、そこは慎重に決めましょう。通っていた語学学校のレビューも今後投稿しますね。

もちろん語学学校に通う通わないは自由なので、このお金が必要ない人もいるかと思いますが、その国の言語が話せる、話せないに関わらず、正直語学学校には通うべきだと思います。

語学学校に通うメリットについては別の記事で触れますので、そちらもご覧ください。

滞在中にかかるお金

私が滞在中お金を使う機会があったのはこちらになります。

  • 家賃
  • 通信費
  • 交通費
  • 語学学校のアクティビティ代
  • 旅行代
  • 帰りの航空券代

①家賃

私がドイツ滞在中、3つの生活環境で過ごしました

  1. 学校の寮
  2. シェアハウス
  3. バイト先の寮

まず学校の寮に関しては、語学学校費の項目の通り6週間で960€になります。なので、月換算すると1ヶ月640€(約11万円)になります。これを見ると、高いと思った人が大半だと思います。個人的には、語学学校の寮に住み続けるのは、お金の面だけ見ると全くお勧めできません。

そう思った私は現地のシェアハウスを見つけて、そちらに住むことにしました。(ドイツでのシェアハウス探しもとても大変だったので、この実体験も別記事でシェアさせていただきます。)

その時にかかったお金がこちらです。

  • 入居時に払うデポジット:640€
  • 1ヶ月あたりの家賃:420€

これだけ見ると、とても安くなっていると感じますよね。ただ、結果的に私は3ヶ月も済まずに退去してしまいました。その理由としてはその場所で仕事が見つからず、支払いが厳しくなったためです。

もちろん短期間で退去したのは完全に自分の落ち度なのですが、ここで大きな落とし穴だったのが、ドイツでは3ヶ月前に退去する旨を伝えなければならないということでした。

私は1ヶ月前に申告したので、2ヶ月分住んでいないのに家賃を払うことになってしまいました。

さらに追い討ちをかけたのが、部屋のクリーニング代です。住んでいた部屋は半地下みたいな場所で、湿気が集まりやすくカビが生えてしまいました。内見に行った際に早く家を決めたい思いから、多少条件が悪くても決めてしまったのがやはり良くなかったと後から思いました。

結局デポジットからかなり引かれてしまい、手元には60€(一万円)程しか返ってきませんでした。

3つ目はバイト先の寮になります。

こちらは日本人オーナーのお店で、寮もその方が管理しており、語学面の隔たりはありませんでした。ここでも600€程のデポジットを入居時に支払いました。退去時には全額返金されましたので、問題なかったです。

ここでの家賃は450€と前に比べ高めでしたが、家賃が払えないことにはならなかったので、それだけでとても安心しました。

②通信費

次に携帯電話の通信費になります。海外で生活する上で、現地の回線を契約するのは必須になりますので、避けては通れない出費になります。ただ、日本で使うよりもずっと安かったです。

日本ではdocomoの「ahamo」を使用しており、月額2970円でした。一方、ドイツではスーパーマーケットの「REWE」が提供している「ja mobile」を使用しました。そちらでは月9€(1500円)程に抑えることが出来ました。

海外では通信費は抑えられることも大いにありますので、ぜひ調べてみてください。

③交通費

海外で車を購入して、主要な交通手段にするのはかなりハードルが高いと思いますので、ここでは電車やバスについて触れたいとおもます。

ドイツに来た当初は、券売機でチケットをその都度購入していました。ただ、1区間だけ買うとなるとかなり値段が高くなりがちです。

実際に例を出して、どれくらい高いかみてみましょう。

47分で行けるフランクフルト中央駅からマインツ中央駅の片道料金は11€(約1900円)です。(ちなみに同じくらいの時間の横浜〜赤羽は736円です。)

このような積み重ねが多くあると、とても大きな出費になると思います。ただ、ドイツ限定にはなってしまいますが、ドイツには「Deutschland Ticket」という最強の交通チケットがあり、それを駆使しまくっていました。このチケットは月額59.9€(2025年1月から10€値上げしました)でドイツ全土の電車、バスに乗り放題の神チケットで、もしドイツに長期間滞在される際は絶対に持つべきチケットです。

他の国にもお得に公共交通機関を乗れる情報は必ずありますので、深く調べてみると費用を抑えられると思います。

④語学学校のアクティビティ代

語学学校では授業が終わった後、自由参加でさまざまアクティビティが用意されていることが多いです。

その内容はさまざまで、スタムティッシュ(みんなで気軽に話す場)や近場の街への旅行、建造物、博物館の見学などがあります。

私の通っていた語学学校では、スタムティッシュを近場のレストランで行っていました。そこでの飲食代金がかかってきますので、ドイツはやはり物価がかなり高いので、満足する食事を頼もうとすると5000円近くはかかってきます。近隣へ旅行するアクティビティの場合は、交通費に加え、参加費が取られる場合もあります。

↑これで4000円ほどでした。

ただ、節約のために全く参加しないのはおすすめできません。語学を向上したい、友達を作りたいのなら、多少お金がかかっても参加するべきです。

しっかりとお金を使うべきところとそうではないところを見極めていくこともワーホリ、留学を成功させる上で重要です。

⑤旅行代

これは人によってかなり変わるかと思います。

私はドイツの周辺国によく行っていたので、その分飲食代、ホテル代、交通費がかかりました。

ヨーロッパでは格安長距離バスの「Flix Bus」がとても便利で、ほぼ移動はこれを使っていました。ホテルについては、一つの部屋に何人かが泊まる「ホステル」を利用していました。通常のシングルルームよりも値段がぐんと下がるので、費用をとにかく抑えたい人にはお勧めです。

⑥帰りの航空券代

帰国便に関しては、帰国のタイミングを直前まで考えていたこともあり、1ヶ月くらい前に購入しました。

この時はパリを旅行してから帰国したため、パリ〜羽田便を香港経由で帰る便を予約しました。10万円ほどでしたが、2、3ヶ月前には東南アジア系のエアラインが安く売っており、そちらだと7万円ほどだったので、やはり早めに買うのが鉄則だと思います。

まとめ

ワーホリ、留学でどのくらいの出費があるのか気になっている方は非常に多いと思います。

今回はあくまで私の場合ですが、参考にできる点があれば嬉しいです。

やはり海外で住むとなると貯金は必須であり、気持ちの面でも余裕を作り出す大切な要素になります。現地でのアルバイト探しも簡単ではないので、自分から行動を起こす必要があります。これからワーホリ、留学で不安がたくさんある方は、私のブログを見ていただければ同じ経験をした人がいると思ってもらえると思います。

ではまた次の記事でお会いしましょう!

群馬県出身。大学生に向けた一人暮らし、アルバイトや実体験に基づくワーホリの情報などについて発信していきます!